犬と猫の健康診断の検査項目一覧
❶ 血液検査 |
❿ 内分泌検査 |
などがあります。
犬と猫の健康診断 基本コース(要予約制)
A コース
❶~❺(血液検査、血液化学検査、尿検査、糞便検査、心電図検査)
B コース
❶~❻(血液検査、血液化学検査、尿検査、糞便検査、心電図検査、腹部超音波検査)
C コース
❶~❼(血液検査、血液化学検査、尿検査、糞便検査、心電図検査、腹部超音波検査、胸部・腹部レントゲン検査)
A・B・Cの健康診断の基本コースは、事前予約が必要な検査となります。お電話もしくは受付にてお問い合わせください。
ご希望により、上記❽~⓲の検査から追加検査することができます。
年1回の健康診断として、ぜひご利用ください。
犬と猫の健康診断 特別コース(要予約制)
動物の高齢化、犬と猫でのかかりやすい病気の違い、臓器別での検査項目の多様性から、それぞれの特徴を考慮し、個々で異なった内容の健康診断コース(特別コース)をご用意しております。
特別コースは、多種類の検査項目を組み合わせて個別化したコースであり、お電話での説明は難しいため、コース内容の詳しい説明は来院していただき、直接話し合いながら決定していくことをお願いしています。受付にて、『健康診断の特別コースの相談をしたい』とお伝えください。
P コース(犬の高齢犬の健康診断 特別コース)
高齢犬の健康診断 特別コースでは、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓弁膜疾患、膵炎、副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症、慢性腎臓病などの高齢犬で比較的発生頻度の高い疾患の早期発見のために、個別に必要な追加検査を組み合わせたコースとなります。
高齢犬の健康診断 特別コース P コース
(Cコースに以下の検査などを個々の必要に応じて追加したコース)
1) 心筋への負荷や伸展増大の評価(NT-proBNP)
2) 弁膜疾患の有無(簡易心臓超音波検査)
3) 膵炎の有無(Spec cPL)
4) 副腎皮質機能の評価(ACTH刺激試験)
5) 甲状腺機能(T4・FT4)と甲状腺機能刺激ホルモン(TSH)の評価
6) 新規の腎臓機能マーカー(SDMA)
7) 尿タンパクの評価(UPC)
8) 高血圧の有無(血圧測定)
など
Q コース(猫の高齢猫の健康診断 特別コース)
高齢猫の健康診断 特別コースでは、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、心筋症、膵炎などの高齢猫で比較的発生頻度の高い疾患の早期発見のために、個別に必要な追加検査を合わせたコースとなります。
高齢猫の健康診断 特別コース Q コース
(Cコースに以下の検査などを個々の必要に応じて追加したコース)
1) 心筋への負荷や伸展増大の評価(NT-proBNP)・心筋障害マーカー(cTnI)
2) 心筋肥大の有無(簡易心臓超音波検査)
3) 新規の腎臓機能マーカー(SDMA)
4) 尿タンパクの評価(UPC)
5) 高血圧の有無(血圧測定)
6) 甲状腺機能の評価(T4)
7) 膵炎の有無(Spec fPL)
など
各種検査
■血液検査
赤血球と白血球(好中球と好酸球)
赤血球、白血球、血小板などの数や形状をみて、動物の状態を把握します。様々な病気の時、毎年の健康診断や麻酔前検査時などに測定され、感染症、炎症、貧血、免疫介在性疾患の有無などを調べるのに非常に有用な検査です。
■血液化学検査
肝臓、腎臓、膵臓、蛋白、脂質、電解質、炎症などの数値を測定します。動物の微妙な体調の変化を的確に把握するために不可欠な検査です。状態が悪く、緊急を要する場合にすぐに検査できるように院内測定の体制を整えております(一部特殊検査を除く)。
■尿検査
猫の尿中のストルバイト結晶
腎機能や尿路系の異常を調べたり、糖尿病などの全身性異常の検査として有用な検査です。自然排尿による尿検査ではエラー(誤診)が出やすいため、より正確な性状検査や細菌検査を行うため、カテーテル採尿、膀胱穿刺による検査を行います。顕微鏡検査などで見つかった原因や状態については、電子カルテ上に保管・記録し、診察室のモニターに示し、報告いたします。
■糞便検査
下痢などの腸疾患の診断に有用な検査です。顕微鏡検査などで見つかった原因や状態については、電子カルテ上に保管・記録し、診察室のモニターに示し、報告いたします。
下痢や嘔吐を引き起こすらせん菌(糞便顕微鏡像)
糞便中のトリコモナス
■超音波(エコー)検査
心臓超音波検査、腹部超音波検査などがあります。非侵襲性検査でありながら、診断情報量の多い非常に有用な検査の一つです。高性能超音波機器を導入しているため、一般に難しいと言われる猫の心臓超音波検査も詳細検査が可能です。検査画像は瞬時に診察室のモニターに転送され、検査結果報告時に視覚的にわかりやすく説明いたします。
犬の胆泥症
猫の胆嚢炎
■レントゲン写真撮影検査(X線写真撮影検査)
心臓の大きさ・形状、肺野の状況、気管の形状、骨折の有無、関節評価、異物の有無、腫瘍の有無、尿結石・腎結石・胆石の有無、消化管の評価などを行います。検査画像は瞬時に診察室のモニターに転送され、検査結果報告時に視覚的にわかりやすく説明いたします。
必要に応じて造影剤を使った消化管・泌尿器などの造影検査も行えます。
■細菌培養・薬剤感受性検査
細菌性皮膚炎・細菌性外耳炎・細菌性膀胱炎など、慢性化し耐性菌による影響の強い難治性疾患に対しては、細菌培養・薬剤感受性検査の結果をもとに、適切な抗生剤を使用していくことがとても重要です。
■ウイルス検査
猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス、犬・猫パルボウイルスなど様々なウイルス感染症の検査が行えます。ウイルス感染症の治療はとても難しいため、ワクチン接種による予防が重要です。
■アレルギー検査
人と同様にわんちゃん・ねこちゃんにも食物・環境・植物などが原因によるアレルギー症状がみられます。食物アレルギーには、皮膚症状以外にも下痢や嘔吐などの消化器症状もみられます。主な原因は食物中のたんぱく質といわれており、食事管理が不可欠です。採血によるアレルギー検査によりアレルゲンを特定します。特定されたアレルゲンの除去食を続けることが大切です。
アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎のうちのひとつです。原因は生活環境中の排除しにくいアレルゲンと遺伝的な体質が大きく関与していると言われています。完治は難しいため、病気を理解し、上手につきあっていくように心がけることが肝心です。お困りの方は一度ご相談ください。